【村上春樹が韓国で人気の理由!】「新刊はやく読みたい」韓国の反応まとめ

小説 韓国の反応

韓国では昔から根強いファンが多い日本の作家・村上春樹氏。

今回は、その人気の理由をまとめました。

また、2023年4月に村上春樹氏6年ぶりの新刊『街とその不確かな壁』が出版されましたが、待望の新刊に対する韓国人の反応も集めましたので、ぜひご一読ください。

 

韓国での村上春樹の人気度

村上春樹

引用元:新潮社

韓国でも根強い人気を誇る村上春樹氏、その人気度を表す数字をご紹介します。

韓国最大の書籍チェーン『교보문고(教保文庫)』が、2005年~2015年の書籍売上数を集計したところ、もっとも多い売上部数を記録した作家が村上春樹氏でした。

驚くべきは彼の代表小説2作の累計販売部数で、

✔『ノルウェイの森』は200万部
✔『海辺のカフカ』は100万部

「韓国人の家に行くと、1冊くらいは村上春樹の本がある」といっても過言ではないほど、彼の本が韓国に浸透しています。

 

韓国で村上春樹が人気な理由

引用元:新潮社

韓国でこれほどまでに村上春樹作品が愛される理由をお話します。

韓国人の共感を呼ぶ数々の作品

村上春樹氏の作品は、とくに20~30代の韓国人の心を引きつけています。

青年を主人公とする作品が多く、物語で描かれる若者の疎外感・孤独などが、国を超えて共感を得ているようです。

2000年代で村上ファンとなった20-30代の人々が、40-50代となった今も、村上春樹作品を愛し読み続けています。

村上春樹氏の人間性や考え方

村上春樹氏は、以前から歴史問題や国際問題に関して個人的考えを発言してきました。

日韓関係につながる発言として有名なのが、以下のような発言。

ただ歴史認識の問題はすごく大事なことで、ちゃんと謝ることが大切だと僕は思う。相手国が「すっきりしたわけじゃないけれど、それだけ謝ってくれたから、わかりました、もういいでしょう」と言うまで謝るしかないんじゃないかな。謝ることは恥ずかしいことではありません。細かい事実はともかく、他国に侵略したという大筋は事実なんだから。(2015年4月21日付 神戸新聞)

引用元:HUFFPOST

この発言は多くの韓国人に支持され、

「信念を持った知識人だ」
「韓国人の気持ちを代弁している」
「世界的作家が隣人に寄り添ってくれている」など、

村上春樹氏の人気をさらに強固なものにしたようです。

6年ぶり新刊発表への韓国の反応

街とその不確かな壁

引用元:新潮社

6年ぶりの村上春樹作品の発表に関する韓国の反応をまとめました。

新刊発表は韓国でもニュースに

日本では2023年4月13日、村上春樹氏の6年ぶりの新刊『街とその不確かな壁』が書店に並びました。

書店の開店時間前から新刊を求めて行列が見られましたが、韓国でも村上春樹氏の新刊発売はニュースになりました。

参考ニュースサイト:ダウムニュース

ちなみに新刊のタイトル『街とその不確かな壁』は、韓国語で『도시와 그 불확실한 벽』。

直訳すると『都市とその不確実な壁』といったところです。

 

新刊発表について韓国の反応

新刊『街とその不確かな壁』発表にあたっての韓国ネットの反応を見てみましょう。

1韓国人
春樹は随筆が最高だよね。

2韓国人
『ねじまき鳥クロニクル』が最高~

3韓国人
good!ナイスだね

4韓国人
期待できるね

5韓国人
早く韓国でも出てほしい。早く読みたい。

6韓国人
他の日本人新人作家はないのかな?

7韓国人
74歳で新刊小説ってすごいな。

8韓国人
新作楽しみですね

9韓国人
韓国版が出るまでに春樹の小説全部読まないと。

10韓国人
やっと出るのか。待ってました。

11韓国人
愛してます。ずっとずっとあなたの作品を読みたい。

 

まとめ

今回は、村上春樹氏に関する韓国の反応をまとめました。

複雑な日韓関係の影響で、否定的な声もありましたが、純粋に彼の文学作品を愛するファンも数多く存在することが分かりました。

6年ぶりの新刊が韓国で翻訳・出版される際には、また韓国国内の反応をウォッチしてみたいと思います。

 

最後までお読みくださってありがとうございました。

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